「ネタがデジタル化している」「審査員が悪すぎる」ビートたけしが『THE MANZAI』に苦言

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審査には参加しなかったたけしが「パンクブーブーをはじめ、若手のネタはデジタル化している」と指摘したのが印象深かった。抽象的な表現だが、言い得て妙 ではないか。言葉遊びやナンセンスなボケばかりを詰め込んで笑いを誘う、今の漫才師のネタには"味"がない。談志師匠の落語同様、そこに人間の業などから 生まれる、そこはかとない笑いがないと、「0」か「1」のデジタルなネタになってしまう。たけしが高く評価していたのは、20年のキャリアを持ち、ネタや 話術が練りこまれていた博多華丸・大吉の、人間が抱える日常の可笑しみを生かした"乾杯ネタ"だが、そんな彼らは最終決戦にも進めなかった。

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